皆さんこんにちは!栃木県大田原市のNASUホームの金井です。いつもこちらのブログをお読みいただきありがとうございます。9月に入ると、ここ那須・大田原地域は朝晩の空気がぐっと澄み、冬の気配が少しずつ近づいてきます。 「冬あたたかい家に住みたい」とお考えのとき、高性能な暖房機器を増やすことを真っ先にイメージされるかもしれません。
しかし、本当に心地よく、そして家計にも無理のない住まいをつくるためには、設備を増やすことよりも「熱の出入り口」である窓の設計に目を向けることが先決です。
熱の半分以上は「窓」から逃げていく 冬場、室内の熱の約6割は開口部(窓やドア)から外へと逃げていきます。壁や天井の断熱材をいくら厚くしても、窓の性能や配置が適切でなければ、せっかく暖めた空気は逃げてしまいます。

建物の断熱性能を示す「UA値(外皮平均熱貫流率)」を整えることは大切ですが、数値の追求そのものが目的ではありません。私たちが目指すべきは、「少ないエネルギーで、家じゅうの温度差を可能な限り空く少なくし、快適に暮らすこと」です。
太陽の熱を上手にいただく「日射取得」の考え方 栃木県北の冬は寒さが厳しい一方、太平洋側の気候に近く、日照時間が比較的長いという恵まれた特徴があります。この自然の力を活かさない手はありません。
- 南面の窓:日中のあたたかな日差しを室内にたっぷり採り入れ、天然の暖房として活用する(日射取得型のガラスを選定)。
- 北面・西面の窓:熱が逃げやすく、冷気の影響を受けやすいため、サイズを必要最小限に絞り、断熱性能を最優先にする(日射遮蔽・高断熱型のガラスを選定)。
方角ごとの特性を正確に把握し、窓のサイズとガラスの仕様を適切に割り振る。これだけで、真冬の暖房負荷は大幅に削減されます。
本質を見極め、無駄のない暮らしをつくる 複雑で高価な機械に頼り切る暮らしは、将来のメンテナンス費や更新費用を膨らませることにもつながります。
構造の基本に立ち返り、太陽の動きと風の流れという自然の理に素直な設計を施すこと。根拠と計算に基づいた設計を行うことで、日々のランニングコストを抑えながら、心からくつろげる空間が生まれます。
派手な設備で飾るのではなく、目に見えない基本を誠実に積み重ねることこそが、住まいの本当の価値だと考えています。これから家づくりを始められる方は、ぜひ展示場や見学会で「窓の向きと日射の工夫」について営業さんや設計者に尋ねてみてください。


