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2026年 8月 の投稿一覧

今週末のNASUホーム9月5日(土)、6日(日)構造と断熱見学会、まだ空き枠あります!

NASUホームの金井です。いつもこちらのブログをご覧いただきありがとうございます!

今日はちょっと、営業担当として正直なお話をさせてください。

9月5日(土)・6日(日)に開催する「構造・断熱見学会」ですが…… 絶賛予約受付中といいつつ、まだ枠に余裕がございます!

「おしゃれなリビングが見られる完成見学会」は大人気なのに、「柱と断熱材だけの骨組み見学会」になると、とたんに皆さんの足がピタッと止まってしまうこの現象……(泣)。

確かに、華やかな壁紙もなければ、最新のピカピカなアイランドキッチンもありません。現場にあるのは、無骨な木と、銀色の金物と、びっしり詰まった断熱材だけ。地味です。映えません。

でも、家づくりで一番お金をかけるべき「心臓部」は、間違いなくココです!

地味だけど、見ておかないと後悔する理由

  • 完成したら一生見られない「壁の裏側」 住んでから「うちって地震大丈夫かな?」「なんでこんなに冬寒いの?」と思っても、壁を壊して確認するわけにはいきません。確かめるなら、まさに今しかありません。
  • もちろん売り込みゼロ(というか、説明に夢中で忘れます) 契約を迫ったり、しつこい電話をかけたりすることはありません。純粋に「良い構造の面白さ」を一緒に面白がっていただければ十分です。

今週末の空き枠状況と概要

各回【1組様限定】で、じっくりマイペースにご見学いただけます。

  • 日程:2026年9月5日(土)            9月6日(日)
  • 時間枠
    • ①10:00~(ご予約済)           ①10:00~(ご予約済)
    • ②11:30~                 ②11:30~
    • ③13:00~ (ご予約済)           ③13:00~(ご予約済
    • ④14:30~                 ④14:30~
    • ⑤16:00~                 ⑤16:00~(ご予約済)
  • 場所:栃木県那須町(ご予約後に詳細地図をお送りします)
  • 参加費:無料

「ちょっと金井の話を聞いてやるか」「涼しい家づくりの裏側を覗いてみようかな」という軽いノリでまったく問題ありません。

今週末、現場でお待ちしております!皆様からのお問い合わせこころよりおまちしております

栃木県県北地方で住宅をご検討のみなさまに。気温が1℃上がると雨は7%増える。気候変動の時代に「深い軒」を設計する科学的な理由とは

みなさまこんにちは栃木県大多和大田原市のNASUホームの金井です。福井県でも昨日観測事情最大の降水量を記録し気候の変化を肌で感じる昨今、住まいを守るために最も確実で効果的な設計は「屋根の軒(のき)をしっかり出すこと」です。

昔ながらの日本の住まいに見られる深い軒は、単なる伝統的な意匠ではなく、建物の寿命を延ばし、ご家族の資産を守り続けるための極めて合理的な仕組みです。

雨が増えている物理的な根拠

近年の集中豪雨や局地的な大雨は、感覚的な問題ではなく物理法則に基づいています。

  • 水蒸気量の増加:物理学の基本法則(クラウジウス・クラペイロンの式)により、気温が1℃上昇すると大気中に含まれる飽和水蒸気量は約7%増加します。
  • 雨量の激甚化:気温の上昇に伴い、一度に降る雨の強さと頻度が確実に上がっています。
  • 外壁への負荷:風を伴う強い雨が増加することで、本来は屋根が受けるべき雨水を外壁や窓まわりが直接受け止める機会が急増しています。

外壁と窓を守る「軒の出」の実務的価値

現代の住宅において、外装材や防水シートの性能は大きく進化しました。しかし、どれほど優れた素材であっても、直接雨水に晒され続ける回数が増えれば、経年劣化や漏水のリスクは高まります。

  • 一次防水の負担軽減:深い軒があることで、外壁の上半分やサッシの上部に直接当たる雨の量を劇的に減らすことができます。
  • シーリング(目地)の延命:紫外線と雨水の直撃を遮るため、外壁の継ぎ目にあるシーリング材の劣化速度を大幅に遅らせます。
  • 雨漏りリスクの根本的低減:雨漏りの多くは、サッシまわりや外壁の取り合い部から発生します。物理的に雨を寄せ付けない設計こそが、最大の防御策になります。

小手先のデザインより、理にかなった本質を

外壁のメンテナンスには、足場代を含めて10年〜15年ごとに百数十万円単位の費用がかかります。初期のデザインで軒をゼロにしてしまうと、将来の維持管理コストをいたずらに押し上げることになりかねません。

流行に左右される一時的な見た目ではなく、自然の理に逆らわない構造こそが、住まいの耐久性と心地よさを永く支えます。

栃木の気候と風土に寄り添い、確かな根拠と丁寧な現場仕事で、30年後も「この家で良かった」と誇れる住まいをお届けしてまいります。みなさまからの住まいに関するご相談心よりおまちしております。

【お詫びと訂正】構造見学会チラシの記載について&家づくりで知っておきたい「気密と断熱」のお話

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。 NASUホームの金井です。

先日ご案内いたしました「構造見学会」の告知チラシにおいて、記載内容に誤りがございました。深くお詫び申し上げますとともに、下記の通り訂正させていただきます。

■ 記載内容の訂正とお詫び

  • 【誤】 C値 = 0.34W/㎡・K
  • 【正】 UA値 = 0.34W/㎡・K

建物の「断熱性能(外皮平均熱貫流率)」を示す数値として「UA値」と記載すべきところ、気密性能を示す「C値」と誤記して掲載しておりました。

住まいの性能を数値や根拠に基づいて正しくご検討いただいている皆様に対し、混乱を招く表記となってしまいましたことを重ねてお詫び申し上げます。

■ 「UA値」と「C値」の確かな違いについて

住まいづくりにおいて、数値の持つ意味を正しくご理解いただくことは非常に大切です。改めてこの2つの指標について整理してお伝えいたします。

  • UA値(外皮平均熱貫流率):【断熱の性能】
    • 建物全体から「熱がどれくらい逃げやすいか」を計算した数値です。
    • 数値が小さいほど熱が逃げにくく、冬あたたかく夏すずしい、冷暖房効率の高い住まいになります。
  • C値(相当隙間面積):【気密の性能】
    • 家全体に「どれくらいの隙間があるか」を現場測定した数値です。
    • こちらも数値が小さいほど隙間が少なく、計画通りの換気や断熱性能をしっかり発揮させるための必須条件となります。

今回の見学会でご確認いただけるお住まいは、計算上の「UA値(断熱性能)」はもちろんのこと、現場での丁寧な施工によって担保される「C値(気密性能)」の両方に強いこだわりを持って施工しております。

■ 完成してからでは見られない「本物の現場」へ

図面や計算書の上でどんなに優れた数値を並べても、実際の現場で確実な施工がなされていなければ、その価値を100%発揮することはできません。

  • 断熱材が隙間なく正しく施工されているか
  • 構造を支える木組みや金物がどのように緊結されているか
  • 見えなくなる壁の内部に、どんな工夫と品質管理が詰まっているか

構造見学会は、完成後には壁の奥に隠れてしまう「住まいの本質」を、ご自身の目で確かめていただける最も大切な機会です。

住まいを単なる価格や見た目だけでなく、「確かな根拠と品質」で選びたいとお考えの方は、ぜひこの機会に足をお運びください。構造や性能の疑問にわかりやすく正直にお答えいたします。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

【構造見学会 開催概要】

  • 日時:9月5日(土)・6日(日) 10:00〜17:00【ご予約制】
  • 会場:那須町(詳細はお申し込み後にお伝えいたします)
  • ご予約・お問い合わせ:[https://nasuhome.jp/contact.html

【現場進捗】那須町N様邸がまもなく上棟!完成したら絶対に見られない「構造の骨組み「気密、断熱」をご自身の目で確かめる見学会のご案内

皆様こんにちは、栃木県大田原市のNASUホームの金井です。いつもこちらのブログをお読みいただきありがとうございます。現在工事を進めさせていただいておりますN様邸。

基礎工事を無事に終え、いよいよ現場は「上棟(棟上げ)」の節目を迎えます。

柱が立ち上がり、家の骨組みが一気に立ち上がるこの瞬間は、いつ立ち会っても胸が高鳴る特別な時間です。

そして、この上棟直後の時期にしかできない、家づくりにおいて皆様に大切なご案内がございます。

■ なぜ、完成後ではなく「今」見てほしいのか?

家が完成すると、柱や梁、耐震金物、断熱材といった部材はすべて石膏ボードとクロス(壁紙)の奥に隠れてしまいます。

一度隠れてしまった構造や断熱のやり直しは、実質的に不可能です。

  • カタログに書かれた「耐震等級3」「高気密高断熱」という言葉
  • 計算書に並ぶ数値

それらが実際の現場でどのように具現化されているのか。

図面通りの金物が正しく留められ、断熱材にわずかな隙間もないか。

それを確かめられる唯一のタイミングが、この「構造躯体・断熱施工」の期間です。

■ 見学会でお確かめいただきたい「3つの見どころ」

1. 許容応力度計算に基づく「強固な骨組み」と制震技術

木造軸組工法の自由度を活かしながら、全棟で構造計算(許容応力度計算)を実施した柱・梁の配置と金物の緊結状況をご確認いただけます。

2. 那須の冬を快適に過ごす「断熱・気密の施工精度」

寒冷な県北地域において、冬暖かく夏涼しい住まいを実現するための断熱材施工。わずかな隙間も許さない丁寧な納まりを、現場の空気感とともにご体感ください。

3. 基礎から続く「ミリ単位の品質管理」

丁張から基礎配筋、コンクリート打設まで一貫してプロの目で検査を重ねてきた現場です。「見えなくなる場所にこそ嘘をつかない」職人の手仕事を包み隠さずお見せします。

■ 見学会概要・ご予約方法

「自分たちが暮らす家だからこそ、根拠のある確かな構造を知っておきたい」

「本質的な価値を見極めて、納得のいく住まいをつくりたい」

そうお考えの方に、ぜひじっくりとご覧いただきたい見学会です。

  • 開催日時:[9月5日、6日(土日)](ご予約優先)
  • 開催場所:栃木県那須町(詳細な場所はご予約時にお伝えいたします)
  • 参加組数:各時間帯 1組様限定(有資格者のスタッフが個別にご案内・ご質問にお答えします)

一生に一度の家づくり。

言葉やイメージだけでなく、ご自身の目でその「確かさ」を確かめてみませんか。

ご予約・お問い合わせは、下記のお問い合わせフォームまたはお電話よりお気軽にご連絡ください。

栃木県で住宅をご検討の皆様へ!令和8(2026)年度とちぎ材の家づくり支援事業(新築)【第3期募集】8月24日~10月16日が開始となります!

https://www.pref.tochigi.lg.jp/d07/work/ringyou/kensanzai/r8shintiku.html

皆様こんにちは、栃木県大田原市のNASUホームの金井です。いつもこちらのブログをお読みいただき

ありがとうございます。栃木県北地方で住宅をご検討の皆様に家づくりのご参考となる情報を発信しております。

来週8月24日(月)より県産木材使用の補助金制度の第3期募集が開始となります。

  • 募集期間: 2026年8月24日(月)10月16日(金)※採択結果発表:11月10日(火)
  • 事業完了期日: 2027年3月5日(金)までに造作材施工完了・実績報告書提出
  • 最大補助額: 基本額 最大60万円 + 加算(伝統工芸等10万 + JAS材最大10万)= 最大80万円
  • 採択方式: 木材使用量の多い順(ただし地域工務店施工や三世代同居等の優先採択枠あり

2. 補助金額と加算の内訳

① 基本補助額(県産出材の使用材積に応じた定額)

県産出材使用量補助金額
40㎥ 以上60万円
30㎥ 以上 〜 40㎥ 未満52.5万円
20㎥ 以上 〜 30㎥ 未満37.5万円
10㎥ 以上 〜 20㎥ 未満22.5万円
6㎥ 以上 〜 10㎥ 未満15万円

② 上乗せ加算

  • 伝統工芸品・県産素材活用加算(一律10万円):
    • 大谷石・芦野石・深岩石(5㎡以上)
    • 県産漆喰(佐野・栃木産、40㎡以上)
    • 鹿沼組子・日光彫(1㎡以上)
  • 県産JAS材使用加算(1㎥あたり1万円 / 上限10万円):
    • JAS構造材等の使用量に応じて

4. 優先採択基準(採択率を高めるポイント)

通常は県産材使用量の多い順に採択されますが、以下の条件を満たす場合は優先採択されます。

  1. 県内業者施工: 県内に主たる営業所(本店)を有する建築業者の施工
  2. 梁・桁の県産材比率向上: 梁桁に県産出材を50%以上使用
  3. 認証材・JAS材活用: 構造材に県産森林認証材または県産JAS材を4㎥以上使用
  4. 三世代同居・近居: 同一市町内または直線5km以内の近居・同居
  5. 被災住宅の建替え: 罹災証明書を有する建替え

※家づくりを考えるとき、「木の温もりや自然素材に囲まれて暮らしたい」という心地よさへのこだわりと、「建築コストや将来の安心」という現実的な数字の両方を大切にしたい方が増えています。

栃木県産の木材を使って建てる住まいには、最大80万円の補助金(とちぎ材の家づくり支援事業・第3期)が用意されています。

なぜ栃木の木を選ぶのか? 3つの明確な理由

  • 地域の気候に適した高い耐久性と品質 栃木の厳しい冬と夏の湿気の中で育った木材は、この土地の気候に最も馴染みます。木材の強度や含水率が客観的に管理されたJAS材などを適切に選定・施工することで、構造としての確かさと長持ちする強さを両立します。
  • 明確な数値基準と最大80万円の補助制度 単に「木を使う」だけでなく、使用する木材の割合(全体55%以上、構造材60%以上など)を厳密に計算・管理することで、最大60万円の基本補助に加え、県産JAS材や伝統工芸・自然素材(大谷石・芦野石や県産漆喰など)の加算により最大80万円の支援を受けられます。
  • 地元工務店施工による「優先採択」の安心 補助金には採択枠がありますが、県内に本店を置く地域密着の施工会社で建てること自体が「優先採択要件」のひとつになります。確実な資金計画を立てる上でも、地元の確かな技術者と組むことが大きな強みになります。

数字の根拠と設計技術があってこそ、木の良さは活きる

自然素材の住まいは、感覚的な「雰囲気」だけで建てるものではありません。 構造材の材積計算、耐震性への配慮、そして現場での丁寧な納まり――これらすべてに根拠があって初めて、住まう人の健康と資産価値を守る家になります。

「せっかく建てるなら、素材にも性能にも納得して、賢く制度を活用したい」とお考えの方は、ぜひ私共NASUホームに設計・構造・資金計画をご相談ください。一棟一棟、丁寧に計算を行い、最適なプランをご提案いたします。

皆様からのお問い合わせ、ご相談心よりおまちしております!

水害に強い家づくりは「基礎と敷地の高さ設計」で決まる

皆さんこんにちは NASUホームの金井です。近年、気候変動に伴う局地的な集中豪雨が増加しています。先日も千葉県で線状降水帯による甚大な被害が発生しました。被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧と平穏な日々の回復を心よりお祈り申し上げます。

水害対策は「床上浸水を防ぐこと」に目が向きがちですが、建物の耐久性と住まい手の健康を長期的に守る上で着目すべきは「基礎内部への浸水リスクをどうゼロに近づけるか」です。

なぜ「基礎内浸水」を防ぐ設計が不可欠なのか

浸水被害において、床上まで水が上がらなくても基礎内部(床下)に泥水が侵入すると、深刻な二次被害が発生します。

  • 断熱材の性能劣化とカビの発生:床下や基礎内部に充填された断熱材が吸水すると、断熱性能が著しく低下し、構造内部でカビや腐朽菌が繁殖する原因になります。
  • 木部・金物の劣化:基礎内部に溜まった湿気と泥は、構造用合板や土台の含水率を高め、金物の防錆性能を脅かします。
  • 復旧コストの増大:基礎内部の泥出し、洗浄、乾燥、消毒には多額の費用と数週間に及ぶ工事期間が必要となります。

各地で起きている現実と現場の実例

水害は、河川の氾濫だけでなく、市街地の排水能力を超えて起きる「内水氾濫」によって、ハザードマップで浸水想定区域外とされている場所でも日常的に発生しています。

  • 栃木県内の局地災害
  • 昭和22年9月 戦後最大の風水害の一つ。鬼怒川流域を中心に堤防決壊や越水が発生し、県内全域で大規模な家屋浸水・流失を記録。
  • 昭和61年 台風10号(県央・県南水害) 思川・巴波川・姿川などが氾濫。小山市、栃木市、宇都宮市などの平野部で広範囲にわたり住宅地が冠水し、床上・床下浸水が多発。
  • 平成10年8月豪雨(那須水害) 那須町で総雨量1,200mmを超える記録的な集中豪雨が発生。余笹川・黒川・那珂川上流域が決壊・氾濫し、那須町・黒磯市(現那須塩原市)・大田原市周辺で家屋の流失や浸水被害(全半壊・浸水2,900棟以上)をもたらす甚大な災害となりました。
  • 平成27年9月 関東・東北豪雨 線状降水帯により日光市五十里で24時間雨量551mmを記録。鬼怒川や黒川、思川、姿川が氾濫危険水位を超え、小山市、鹿沼市、栃木市などで住宅浸水や道路冠水が相次ぎました。
  • 平成30年 夏季局地豪雨 短時間強雨による都市型水害(内水氾濫)が発生。宇都宮市などの市街地で側溝や水路の排水能力を超え、道路冠水および床下・住宅敷地への浸水被害が発生。
  • 令和元年 東日本台風(台風19号) 永野川の堤防決壊や巴波川・秋山川の越水により、栃木市(8,000棟超の住家被害)や佐野市、鹿沼市、宇都宮市などで大規模な浸水被害が発生。
  • 令和7年 局地集中豪雨(宇都宮市五代ほか)局地的なゲリラ豪雨に伴う内水氾濫が発生。市街地の道路冠水から、住宅敷地内への雨水流入および基礎内部への浸水被害が確認されました。

いずれの事例も、「基礎の中に水が入ってしまった」というケースが散見されます。外見上は被害が軽微に見えても、床下の処理を怠れば建物の寿命を大きく縮める結果となります。

水害対策

住まいの価値と構造安全性を守るためには、感覚ではなく数値に基づいた設計基準が求められます。


  • 1. 設計GL(地盤面)の適切な設定 道路面やマンホールから、敷地全体の地盤面をどの程度高く設定するかを周辺の高低差データを踏まえて決定します。安易な掘り下げを行わず、雨水の排水経路を敷地外へ確保することが基本です。
  • 2. 基礎立ち上がり高さの確保  局地的な道路冠水を想定した場合、基礎立ち上がり高さを400mm〜450mm以上確保することが有効な防護壁となります。
  • 3.高浸水リスク地域(ハザード指定等)は想定浸水深 + 300mm外水氾濫時の床上・基礎内浸水防止(高基礎化・深基礎)を検討する。

価値ある住まいを長く保つために

デザインや間取りの美しさはもちろんのこと、それを支える構造と敷地環境の安全が担保されて初めて、安心して暮らし続けられる住まいになります。

土地の選定や配置計画の段階から、過去の浸水履歴や敷地の高低差を検証し、適切な数値基準をもった家づくりを進めることが、将来の資産価値と家族の安心を守る最良の選択です。土地探しでお困りの皆様からのご相談お待ちしております。

「10年で5度の震度7」から何を学ぶか?栃木で家族を守り抜く許容応力度計算による「耐震等級3+evoltz」という選択

皆さんおはようございます。栃木県大田原市のNASUホームの金井です。 本日も家づくりに関する情報をお話させていただきます。先日も熊本で震度7の地震があり多くの方が被害に遭われました。地震大国の日本の家づくりにおいて、最も優先すべきは「大地震が何度来ても、家族がその家で暮らし続けられること」との思いが日に日に強くなっております。

過去10年の日本の地震記録を振り返ると、熊本で3回(2016年,2026年)、北海道で一回(2018年)、能登で1回(2024年)と、実に5度もの「震度7」が発生しています。地震大国に暮らす私たちにとって、「一度倒壊しなかった」だけでは不十分であり、「許容応力度計算に基づく耐震等級3」と「制震ダンパーevoltz(エボルツ)」の組み合わせこそが、住まいと生活を守る必要最低限の基準と私たちNASUホームは考えます。

木造住宅向け制振ダンパー・制振(耐震)装置ならevoltz(エヴォルツ

※ なぜ「耐震等級3」に加えて「制震」が必要なのでしょうか。構造の安全性を整理すると、以下の3つの要素に分解できます。

  • 構造の耐力(耐震等級3・許容応力度計算)
    • 建築基準法レベル(耐震等級1)は「震度6強〜7で一度倒壊しない」ことが基準であり、本震後の余震で住み続けられなくなるリスクが高い。
    • 2016年の熊本地震の被害調査でも、耐震等級3(構造計算を実施した住宅)は2度の震度7に耐え、倒壊ゼロ・大半が無被害でした。
  • 繰り返しの揺れへの耐性(制震)
    • 耐震構造だけでは、度重なる揺れによって構造躯体や接合部にダメージが蓄積し、強度が徐々に低下します。
    • 特にごく小さな揺れ(ミリ単位の変形)から効く高性能制震ダンパーで、揺れのエネルギーそのものを吸収する必要があります。
  • 地域の地盤・過去の被災履歴への配慮
    • 内陸部であっても、地盤条件や揺れの周期によって甚大な被害が生じます。

※「栃木県北・県央は大きな地震が少ない」と感じられるかもしれません。しかし、2011年の東日本大震災を思い出してください。

沿岸部の津波被害に目が向きがちですが、内陸の栃木県内でも激しい揺れによる地割れ、擁壁の崩壊、家屋の一部損壊や大規模半壊など、極めて深刻な被害が発生しました。瓦が落ち、壁に亀裂が入り、住み慣れた自宅を離れざるを得なくなったご家族が多数いらっしゃいました。立ち入り禁止の赤紙を張られた住居が散見されました。

地震エネルギーを逃がす仕組みがない建物は、構造が見えない壁の中で確実に疲労を起こします。

  • evoltz(エボルツ)の役割
    • ドイツの自動車用ショックアブソーバー技術を応用したevoltzは、わずか「1mmの微小変形」から瞬時に減衰力を発揮します。
    • 本震はもちろん、その後に続く無数の余震による「建物の歪みの蓄積」を大幅に低減し、耐震等級3の強さを末永く維持します。
木造住宅向け制振ダンパー・制振(耐震)装置ならevoltz(エヴォルツ

※ 家は、単なるデザインや価格の比較で選ぶものではなく、万一の災害時に家族の命と人生を守り抜く「シェルター」です。

感覚や経験則に頼るのではなく、数字と科学的根拠(許容応力度計算)に基づいた確かな構造を選び、確かな技術(制震evoltz)で備える。それが、何十年先も安心して栃木で暮らすための、最も本質的な家づくりの基本です。

家づくりに関する皆様からのご相談お待ちしております!

構造材は硬くて太ければばいいのか?木造在来工法で本当に必要な「許容応力度計算」という根拠とは

皆様おはようございます。栃木県大田原市のNASUホームの金井です。いつもこちらのブログをお読み頂きありがとうございます。4月からブログの担当をさせていただいておりますが、記事の購読数も増えており、皆様に大変感謝しております。引き続きよろしくお願い致します。

家づくりにおいて、「地震に強い家」はご家族の命を守る最も大切な条件です。 その際、「とにかく硬くて太い、強い構造材を使えば安心だ」とイメージされる方は少なくありません。

しかし、家づくりの本質を見極める上で、ただ一つ集中すべき大切な事実があります。 それは、「材料の強さ」を集めることと、「建物全体の強さ」は決してイコールではないということです。

強い木材が、強い家をつくるわけではない事実

  • 木材にはそれぞれ素晴らしい特性がありますが、一部の部材だけを極端に強くするとどうなるでしょうか。
  • 地震の力が加わった際、その力は逃げ場を失い、接合部などの弱い部分に過度な負荷が集中してしまいます。
  • 私たちが採用する在来工法において、真の強さとは「しなやかに力を逃がす建物全体のバランス」に他なりません。
  • 枝葉末節の材料選びにとらわれるのではなく、家全体の構造バランスを整えることこそが、安全への最短ルートなのです。

感覚ではなく「数値」と「根拠」で証明する

  • 昔ながらの職人の勘や経験も尊いものですが、ご家族の命をお預かりする構造設計においては、客観的な事実とデータが何より大切。
  • 最も重要なのが、科学的な根拠に基づき、安全性を数値で証明する「許容応力度計算」です。
  • 柱や梁の一つひとつにどれだけの力がかかるかを緻密に計算し、実際の暮らしで確実に機能する生きた知識として設計に落とし込みます。
  • 私たちは、建築のプロフェッショナルとして、推測ではなく事実に基づいて皆様の安全を守ります。

価格には表れない、本質的な「価値」を築く

  • 全棟において緻密な構造計算を行い、バランスを最適化するには、目には見えない手間と専門知識が必要です。
  • これは目先の価格や、華やかなデザインには表れにくい部分かもしれません。
  • しかし、表面的な魅力にとらわれず、本質的な価値を徹底的に追求することこそが、何十年というご家族の日常を守り抜く「土台」となります。

私たちNASUホームは、栃木県北の地で、確かな根拠と価値観を共有できる家づくりを真摯に続けています。 家づくりにおいて、本当に大切なものは決して多くはありません。ご家族が毎日を安心して、笑顔で過ごせること。それがすべてです。

数値に基づいた確かな構造への考え方をお聞きになりたい方は、ぜひ一度、私たちの構造見学会にいらしてください。 事実に基づく、嘘のない家づくりをご提案いたします。

ご相談、ご予約は下記よりお待ちしております!