皆さんこんにちは。栃木県大田原市のNASUホームの金井です。こちらのブログは栃木県県北地方で住宅ご検討の皆様に家づくりに関する情報をお届けしております。
家づくりを考える際、間取りやキッチン、外壁のデザインにはじっくり時間をかける方が多い一方で、見落とされがちなのが「屋根の工法と素材」です。
住宅を雨・風・紫外線・積雪から最も過酷な環境で守り続けているのは屋根に他なりません。
私たちNASUホームでは、標準的な屋根仕様として「デコルーフ BMかんごう立平葺(ニスクカラーPro 0.35)」を採用しています。一見すると専門用語の羅列に見えるかもしれませんが、ここには「住み始めてからの雨漏りリスクと生涯メンテナンス費を抑える」ための理由があります。

1. 表面に「釘・ビス」を出さないかんごう立平葺の強み
一般的な屋根材や横葺きの場合、部材を留めるための釘やビスが雨水を受ける表面に露出することがあります。長年の紫外線や熱膨張でパッキンが劣化すると、その留め穴が将来的な雨漏りの原因になるケースが少なくありません。
かんごう(嵌合)式の立平葺きは、部材同士をしっかりと噛み合わせる構造のため、屋根面に留め具が露出しません。雨水が流れる方向に対して継ぎ目が縦に通っているため、水はけが極めて良く、那須・大田原・那須塩原の冬の積雪や台風の豪雨に対しても優れた防水性を発揮します。
2. 耐久性を支える「ニスクカラーPro(日鉄鋼板)」の実力
金属屋根で心配されがちな「サビ」や「色あせ」ですが、採用しているニスクカラーProは、次世代ガルバリウム鋼板(SGL鋼板)をベースにした高耐久塗装鋼板です。
- 従来のガルバリウム鋼板に比べ、マグネシウムの力で防食性能が約3倍
- 厳しい日射環境でも色あせを防ぐ特殊遮熱・耐候性顔料を使用
- 沿岸部や過酷な環境下でも耐える長期保証基準
初期コストだけを比較すれば、安価なスレート系屋根材を選ぶ選択肢もあります。しかし、10年〜15年ごとに足場を組んで塗り替えるコストや手間を考えると、最初から30年先を見越した耐久性の高い鋼板を選ぶことこそが、最も賢い選択と考えております。
3. 家の重心を下げて「耐震性能」を引き上げる
屋根が軽いことは、地震対策において絶大なアドバンテージです。
金属製の立平葺きは、一般的な和瓦の約1/10、スレート屋根の約1/4〜1/3程度の重量しかありません。建物の最上部が軽くなることで地震時の揺れ(遠心力)を大幅に軽減でき、柱や耐力壁にかかる負担を最小限に抑えられます。構造計算に基づいた強い家をつくる上で、屋根の軽量化は欠かせない要素です。
家は建てて終わりではなく、30年、50年と暮らしを支え続ける場所です。
普段は見えにくい屋根だからこそ、見た目やカタログのキャッチコピーだけで決めるのではなく、「どのような仕組みで雨を防ぎ、何年耐えられる素材なのか」という根拠を大切にしていただきたいと考えています。
現場で実際に施工している様子や、納まりの美しさをご覧になりたい方は、ぜひお気軽にお声がけください。


